会話集/9章 霧にけむる島

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ワールドマップ

オスティアからナーシェン将軍を退けた後
さらなる追撃を警戒するロイたちを
まるであざ笑うかのように
ベルンのリキアに対する手出しは
ぴたりとやんでしまった
エトルリアからの弁解要請にも
沈黙をまもり続けるベルン王国
その静けさは 無気味であるとしか
いいようがなく 諸勢力を困惑させた

リキアの有力諸侯は フェレ侯エリウッド
ただ一人を残すのみとなった
エリウッドは フェレの地に 各諸侯の
後継者を集め 今後について協議した
その結果 まず
エリウッドが盟主代行となり
残る兵力を集結させ
再度『リキア同盟軍』を結成
この軍は 諸侯領地のへだてなく
警護することを その目的とした
新しい『リキア同盟軍』の将には
ベルン軍撃退の実績からロイが選ばれ
リキア地方全体は にわかに活気を
とりもどし 復興への道を歩み始めた

そんなおり エトルリア本国から
新リキア同盟軍に 正式な出動要請が届く
『西方三島の賊討伐の任を与える』
とするものであった

なぜ わざわざ西方の島々に
軍をださなくてはいけないのか
領民の内に不満の声は高かったが
いまだ エトルリア王国の保護を必要とする
リキアには 要請をのむ他 手立てはなかった
エトルリアへの恩にむくいるという大義をかかげ
ロイ率いる『リキア同盟軍』は
エトルリアを横切り
西方三島へと出向くのであった

西方三島とは エトルリア王国の保護下にある
大陸西方にうかぶ辺境の島々の総称である
豊富な地下資源にめぐまれ その発掘が
進んでいるが、富の横取りをねらう
様々な「賊」が横行している
ほとんど無法に近い状態が 長く続き
島の人々を苦しめ続けているのであった・・・

オープニング

フォーカス・拠点
【部下】(左)
親分 連中 やってきましたぜ
【スコット】(右)
まちがいねえか?
【部下】
へい 東の小島に上陸したところを
たしかめてきやした
【スコット】
情報どおりだな・・・
連中 霧の中で まわりが見えずに
面食らってるだろう
こっそり忍びよって
始末しちまいな
【部下】
へい!
フォーカス・ロイ
【セシリア】(左)
ロイ 今回の件は
私の力およばず・・・ごめんなさい
【ロイ】(右)
あまりご自分を責めないで下さい
セシリアさんの責任ではありません
【セシリア】
でも 今回のリキアへの仕打ちは
あまりにも 納得できないと
エトルリア王宮内でも
宰相への不信の声があがっているわ
【ロイ】
宰相? 今回の「賊」討伐の要請は
国王が決められたのでは?
【セシリア】
いいえ 宰相ロアーツが
西方三島総督のアルカルドと結んで
勝手に話を進めていたの
【ロイ】
勝手に? そんなことが
許されるのですか?
【セシリア】
・・・去年 我が国におきた
悲劇を覚えている?
【ロイ】
もちろんです 世継ぎの王子
ミルディン殿の急死 でしょう?
【セシリア】
ええ
【ロイ】
ぼくはお会いしたことがありませんが
頭のきれる方だったと聞いています
【セシリア】
そうね・・・あの方がご存命なら
こんなことにはならなかったでしょうね
ミルディン王子の死
それは 国王モルドレッド様にとって
耐えられないことだったの
年老いてから やっと授かった
王子だったから・・・悲しみも深く
モルドレッド様は それから
抜けがらのようになり
何事にも ひどく無気力に
なられてしまったわ

宰相はそこにつけこんだの
まず三軍将である
私たちを遠ざけさせ
よほどのことがない限り
目通りがかなわないようにしたわ
【ロイ】
では この間のオスティアに
軍をだして下さった時は・・・
【セシリア】
あの時は特別
パーシバル将軍も協力して下さったから
たまたま うまくいったの
でも それが
こんなことになるなんて・・・
【ロイ】
本当に 気になさらないで下さい
とにかく無事 任務を果たせば
リキアに戻れるのですし
ただ ぼくたちリキア同盟軍が
留守にする間のことは お願いします
【セシリア】
ええ まかせておいて
リキア同盟は もちろんのこと
ギネヴィア殿下のことも ね
セシリアが消え、ギネヴィアが現れる
【ギネヴィア】(最左)
ロイ様 私も
ご一緒することはかないませんか?
【ロイ】
この島での戦いは強行軍となり
何が起きるかわかりません
姫はセシリア将軍の保護下で エトルリアに
隠れていて下さるのが良いでしょう
セシリアが現れる
【セシリア】(左)
ギネヴィア姫
どうか私をご信頼下さい
姫の事情はうかがいましたし
ロイとの約束もあります
エトルリア魔道軍将の名にかけ
決して悪いようにはいたしません
【ギネヴィア】
わかりました・・・
無理を言って すみませんでした
ロイ様
ご無事をお祈りしております
【ロイ】
ギネヴィア姫も
エトルリアへの道中 お気をつけください

PlayerPhase-02 終了後

フォーカス・拠点
【フィル】(左)
スコットどの!
【スコット】(右)
おお フィルさんか
呼び出してすまねえな
【フィル】
ずいぶんと さわがしいようですが
なにか あったのですか?
【スコット】
実は わけのわからねえ連中が
この島をおそってきてよ
島のみんなが あぶねえんだ
フィルが前へ進む
【フィル】
な なんですって!
【スコット】
手下を助けに行かせたんだが
敵の連中 戦いなれしてるらしくって
どうにもラチがあかねえ
【フィル】
なんてこと・・・
【スコット】
オレが行ければいいんだが
ここを離れるわけにはいかねえ
で フィルさん
すまねえんだが・・・
【フィル】
わかりました
私が行って 追い払ってきましょう
【スコット】
すまねえ 恩に着るぜ
【フィル】
任せてください!
島の人々を襲うなんて
許せないっ!
【スコット】
別に一人 たのんであるから
そいつと うまく事をはこんでくれ
【フィル】
もう一人?
【スコット】
ああ 遊牧民のシンってやつだ
やさ男だが うではたしかだぜ
フォーカス・シン
【フィル】(左)
・・・あなたが
シン・・・さんですか?
【シン】(右)
ああ 話は聞いている
行こうか
【フィル】
・・・・・・
【シン】
・・・・・・
【フィル】
・・・あのう
【シン】
なんだ?
【フィル】
その・・・シンさんも 島の人々を
助けるために この戦いに参加したのですか?
【シン】
いや・・・そういうことには
興味がない
【フィル】
では どうして?
【シン】
やとわれているからな
それだけだ
【フィル】
・・・・・・
【シン】
・・・・・・
シンが消える
【フィル】
・・・なんだか
間がもたないなぁ
シンが現れる
【フィル】
えっと・・・シンさんは
サカの方ですよね
【シン】
そうだ
【フィル】
どうして
こんな西のはてに?
【シン】
別に不思議な
話ではないだろう

おまえも見たところ サカの
人間のようだが ここにいる
【フィル】
わたしは 武者修行のために
いろんなところを旅していて・・・

あ 別に わたしのことは
聞いてませんよね あはは・・・
【シン】
・・・・・・
【フィル】
ふぅ・・・
【シン】
・・・女性を一人
さがしている
【フィル】
女の人?
【シン】
おれのいた部族は
ベルン王国がサカ草原に攻めこんだとき
立ち向かい 敗れた
【フィル】
・・・・・・
【シン】
族長は おれに
先に逃した孫娘を守れと命じ
その命令を果たすべく
おれは 戦場から脱出した
【フィル】
そうでしたか・・・
はやく会えるといいですね
【シン】
・・・ああ
フォーカス・拠点
【部下】(左)
いいんですかい
あんな小娘を戦わせて・・・
【スコット】(右)
いいんだよ
あの小娘がやられりゃ
もっている剣が手に入るからな
【部下】
剣? あのヘンな剣ですかい?
【スコット】
ありゃ『倭刀』っていう名剣だ

あれを手に入れて売っぱらえば
いいカネに・・・へっへっへっ
【部下】
なるほど

それで おかしら あんな小娘に
親切にしてやってたんすね
【スコット】
今まではスキがなかったけどよ
今度はチャンスだ

おめえ あの小娘についていきな
スキがあれば ぶんどるんだ!
【部下】
へい!

ノア→フィル

【ノア】(右)
フィルさん
フィルさんじゃないか!
【フィル】(左)
ノアどの?
どうしてここに?
【ノア】
うん ちょっと前に
ここの軍に参加して・・・
ノアが一瞬消える
【ノア】
うわっ! な なにをする
いきなり切りつけてきて
【フィル】
ノアどのっ! 私は
あなたを見そこないました!
【ノア】
え?
【フィル】
いくら傭兵騎士だからと言って
よりによって海賊に手を貸すとは・・・
【ノア】
はぁ?
【フィル】
隠してもむだです!
海賊と一緒になって
島の人々をおそうなんて
なげかわしい・・・
あなたは それでも騎士ですかっ!!
【ノア】
ちょっと待て
なにか すごい誤解をしてないか?
【フィル】
誤解ですって!
この後におよんで なにを・・・
【ノア】
島の人々を救おうとしているのは
おれたちの方だよ
スコットとかいう
海賊の親玉を倒して
【フィル】
え? スコットどのが
海賊の親玉?
【ノア】
うそだと思うのなら
そこの海賊に聞いてみるかい?
フィルさんの
後ろからのぞきこんでるさ
【フィル】
海賊?
ノアが消え、フィルが右に移り、海賊が現れる
【海賊】(左)
ちっ バレちゃあしょうがねえ
親分に報告だ!
海賊が消える
【フィル】(右)
あ 待てっ!
フィルが左に移り、ノアが現れる
【ノア】(右)
・・・おまえさん
全然 うたがわなかったのか?
【フィル】(左)
え は はい
親切にしてくれたもので・・・
【ノア】
だが 聞いた話じゃ
えらく恐ろしげな男だって・・・
【フィル】
ですが 死んだ母上が
「人を外見で判断してはいけない」と
【ノア】
それは まあ
その通りなんだけど・・・
【フィル】
・・・知らないこととはいえ
海賊たちに手をかしていたなんんて
私は これから
どうすれば・・・
【ノア】
だったら オレたちといっしょに
戦うか?
【フィル】
えっ
よ よろしいのですか?
【ノア】
戦力は 多いにこしたことはないだろう
おれからリーダーに頼んでおくよ
【フィル】
はいっ
ありがとうございます!

スー→シン

【シン】(右)
スー様!
【スー】(左)
シン・・・
どうしてここに?
【シン】
スー様を さがしていました
【スー】
私を?
【シン】
はい 族長の命で
【スー】
・・・私たちが逃れた後
部族はどうなったのです?
【シン】
残念ながら
ベルン軍の前に・・・
【スー】
破れたの?
【シン】
・・・・・・
【スー】
じじは どうしています?
【シン】
ベルン軍との戦いを
続けておられます
【スー】
そう・・・
【シン】
私は スー様をお守りせよと命をうけ
族長の元を はなれました
【スー】
なら おまえも
共に戦ってくれますか?
【シン】
ここで ですか?
【スー】
この軍でベルンと戦うことは
じじたちへの助けになるわ

それに この軍には
助けてもらった恩があります
【シン】
わかりました

スー様が そうお考えなら
私は それをお助けするまでです
【スー】
ありがとう・・・

スコット初戦時

【スコット】(左)
この霧を抜けてきやがったか・・・

だがな もうボロボロだろ?
おれがとどめさしてやるぜ!

スコット撃破時

【スコット】(左)
てめえら・・・何もんだ?
ただの軍隊じゃ・・・ねえ

制圧後

【ロイ】(右)
マリナス 敵は
待ちぶせをしていたみたいだね
【マリナス】(左)
まるで われわれが来るのを
知っておったようですな
【ロイ】
なにかが裏で動いている
そんな気がする
【マリナス】
そうですな 今回のこの「賊」討伐
簡単には終わらせてくれんようですじゃ
ベルンの侵攻以来 どこもかしこも
あやしげな空気が ただよっておりますぞ
【ロイ】
そうだね この大陸で今
いったい何が起きようとしているのだろう
ベルン王国の暴走
竜の復活 リキア同盟の崩壊・・・
どれをとっても 信じられないような
ことばかりだ・・・
それでも ぼくたちは目の前のことを
一つずつ片付けていくしかない
とても もどかしいことだけど
どちらの村も訪れていない場合
【マリナス】
まずは どう進軍するかを
決めねばなりますまい
【ロイ】
なにか
意見がありそうだね
【マリナス】
この海岸ぞいを北上すれば
最も大きな鉱山があると聞きます
そこに「賊」も
むらがっているやもしれません
【ロイ】
なるほど そうかもしれない
【マリナス】
どのみち この島全体の「賊」を
退治せねばなりませんのじゃ
何も考えずやみくもに歩くよりは
効率がよいと思いますぞ
【ロイ】
そうだね
では 北上しよう!
右上の左側の村を訪ねた場合
【マリナス】
さて どうするか
ですが・・・
【ロイ】
海岸ぞいを北上するのは
どうかな?
【マリナス】
北・・・というと
鉱山のあるほうですな?
【ロイ】
うん 多くの島の人々が
無理やり働かされてるって話だよ
【マリナス】
まずは その者たちを
助け出すということですな
【ロイ】
そうすれば 裏で動いている
敵のことがわかるかもしれない
【マリナス】
フム・・・じっとしておっても
なにもはじまりませんしな
【ロイ】
じゃあ
早速北へ向かおう!
右上の右側の村を訪ねた場合
【マリナス】
それで 次は
どこに向かいますかな・・・
【ロイ】
西へ行こう
【マリナス】
西? ですか
【ロイ】
レジスタンスに会ってみたい
島の人々のために「賊」と
戦っているらしいよ
【マリナス】
なるほど
まずは その者たちに会い
この島の事情を聞き出すのが
早道かもしれませんな
【ロイ】
そうなんだ やみくもにあたっても
時間がかかるだけだからね
【マリナス】
フム・・・わしにも
異存はありませんな
【ロイ】
では
早速 西へ向かおう!

村(右上の左側)

【村人】(右)
・・・ここにいるのは
女と子供たちだけです
働き手はみんな 北の鉱山に
連れて行かれてしまいました
眠ることもゆるされず
そこで 死ぬまで働かされるのです・・・
脱走してきた私の兄は
老人のように やせこけていて
その日のうちに・・・
息をひきとりました

これをお渡しますから
どうか・・・

・・・なんて ムシのいい話ですね
忘れてください・・・
私たち もう
この島を出ることにします
キラーボウを手に入れた

村(右上の右側)

【村人】(右)
助かったよ
あんたたちがレジスタンスだろ?
え? 違う?
じゃあ ただのお人良し?
みてのとおり この島は今
海賊やら山賊やらで めちゃくちゃでさ
島のレジスタンスが
みんなのために戦ってるんだ
けど・・・
どうなんだろう?
うわさじゃ 西の方で
苦戦してるって聞いたけど・・・

なあ これ
届けてやってくれないか?
おれたちは もう
島を離れるから・・・
レストを手に入れた

村(左下)

【村人】(右)
ここらはみんな海賊どものナワバリ
おれたちはただ 奪われるだけさ

抵抗?
そんなものムダだよ

あいつらが 好きに暴れてるのは
どでかい後ろ盾があるからさ

おれたちや レジスタンスなんかじゃ
たちうちできねえよ・・・
ぎんの剣を手に入れた

民家(右上)

【村人】(右)
となりの村と そのとなりの村・・・
みんなして島を離れるとさ
二つともだよ さびしくなるねえ
寄るなら急いだ方がいいよ
どっちみち 両方訪ねてる時間は
ないだろうけどね
どっちか 片方だけ
片方だけなら まだいるかもね・・・

民家(右)

【村人】(右)
まったく この霧には
まいるのぉ・・・
これでは どこに誰がおるのか
まるでわからんわい
トーチの杖か 目のいい盗賊でも
おればいいんじゃが・・・

民家(左下)

【村人】(右)
海賊の中にね
ちょっとステキな人がいたの
霧がすごくて あんまり
よく見えなかったんだけど・・・
遊牧民っていうの?
馬に乗ってる人
でも きっと
彼女とかいるのよねー・・・

民家(右下)

【村人】(右)
レジスタンスの連中
がんばってるようだね
北でも 西でも
戦いのまっ最中らしいよ
あんたたちは
どっちに行くんだい?