会話集/20章外伝B 氷雪の槍

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ワールドマップ

ベルン王国のイリア駐留軍を追撃する
ロイたちエトルリア軍は
エデッサから少し離れた場所にある
大きな遺跡へと足をふみいれる
そこは 『人竜戦役』以来のもので
地元のものの話などを総合すると
ここに『神将器』の一つが存在する
可能性は きわめて高いといえた

オープニング

フォーカス・ティック
【兵士】(左)
ティック閣下
敵が 敵がせまってきます!
【ティック】(右)
あわてることはない
ここは二重三重のカベにかこまれている
そう簡単には
侵入できん
【兵士】
し しかし
敵は イリアのわが軍 友軍を
ことごとく破ってきたのです!
われわれだけで勝つのは・・・
【ティック】
勝つ必要はない
マードック将軍は
ここを守りきればよいとおっしゃった
われらは かたく守って
やりすごせばよいのだ いいな
フォーカス・ロイ
【ロイ】(右)
ここに『神将器』が・・・
エルフィンが現れる
【ロイ】
エルフィン この場所のことは
どこかに記されていた?
【エルフィン】(左)
はい どうやらここには
『氷雪の槍』マルテが隠されているようです
【ロイ】
『氷雪の槍』・・・
【エルフィン】
『騎士の中の騎士』とうたわれた
バリガンが使ったと伝えられています
【ロイ】
そうか バリガンの話なら
よく知っているよ
戦いを学ぶうえで 騎士のお手本として
必ずでてくる名前だからね
・・・ところで この建物は
どちらを向いても壁ばかりで・・・
奥に進む道が
見当たらないようだけど
【エルフィン】
きっと ここを守っている
ベルンの残兵が
通路をうめてしまったのでしょう
【ロイ】
・・・急いでふさいだのなら
壊れやすいかも・・・
【エルフィン】
そういう可能性は
あるでしょうね
【ロイ】
わかった
できることは やってみよう

ティック初戦時

【ティック】(左)
ばかな・・・ 私は
夢でも見ているのか?

いったいどうやって
あのカベを・・・?

ティック撃破時

【ティック】(左)
・・・進むがいい
強者よ

そして知れ
ベルンの真の力を・・・

制圧後

【兵士】(左)
ありました!
玉座の下に 槍が!
兵士が消え、ロイが現れる
【ロイ】(右)
・・・・・・

これがバリガンの使った
『氷雪の槍』マルテか
名前の通り 白銀に輝く
見事な槍だな
マリナスが現れる
【マリナス】(左)
ロイ様
遺跡のほかの場所にいたベルン兵が
逃げ出しているとの事ですぞ
【ロイ】
そうか
【マリナス】
『そうか』ではありませんぞ
追撃せねば
【ロイ】
いい
戦場から離れようとしているんだ
彼等に もう戦意はないだろう
【マリナス】
しかしですな・・・
【ロイ】
兵にも家族がいるんだ
必要以上に戦うことはないよ
マルテを手に入れた
【ロイ】
ギネヴィア姫 ぼくたちは いよいよ
ベルン本国へと進軍します その前に・・・
【ギネヴィア】
・・・兄の話についてですね
【ロイ】
・・・当時のゼフィール王子は
ベルンをつぐ者として
りっぱに成長されていたのですよね
【ギネヴィア】
そう聞いています
【ロイ】
それでも ベルン先王は
ゼフィール王子をうとんじられたのですか?
【ギネヴィア】
むしろ・・・兄が すぐれた成長を
とげたから なのです
【ロイ】
え・・・
【ギネヴィア】
父 ベルンの先王は 王としては
平凡な才能の人だったそうです
だから 秀でた兄の才能が さらに 父の感情を
冷たくさせてしまったらしいのです
【ロイ】
・・・・・・
【ギネヴィア】
そして ついに ある日
父は兄を呼んで言ったそうです
「ベルン王位は ギネヴィアの夫に
しかるべき者をむかえて つがせる」と
【ロイ】
なっ!
・・・それは あんまりだ!
【ギネヴィア】
それでも 兄は そのとき
それならそれでいい と答えたそうです
しかし 次の王として期待されていた兄に対して
そのような事は まわりが許しませんでした
そして 思いあまった父は・・・
【ロイ】
・・・ゼフィール王子の
暗殺を?
【ギネヴィア】
・・・兄は酒宴の席で 父王 手ずから
毒の入った杯をわたされました
そして それが兄にとって 最初で最後の
父からうけとった杯だったとか・・・
部屋にもどってから
兄は苦しみはじめ
それから10日以上
生死をさまよったそうです
兄を養育した マードック将軍に
かくまわれて
なんとか 兄は命をとりとめました
【ロイ】
・・・父王は その後はなにも
なさらなかったのですか?
【ギネヴィア】
・・・いいえ
兄を助けた マードック将軍と
兄の母も邪魔者とし
兄もろとも 亡きものにしようと
策をめぐらせていたそうです
まだ病の床にあった兄はそれを知り
自分が死んだといつわって・・・
兄の死を確かめようとした父王を
ひつぎの中から・・・剣で・・・
【ロイ】
・・・・・・
【ギネヴィア】
・・・当時 幼なかった私には そのような
事情が わかるはずもありませんでした
私にわかったのは あの日・・・父が死んだ日
以来 兄の顔から笑顔が消えたことだけです
それまでは きびしいところはありましたが
あたたかくて優しい兄でした だから・・・
【ロイ】
ギネヴィア姫・・・
【ギネヴィア】
だから 私は心のそこで
兄はかわっていない
いつか きっと あのやさしかった
ゼフィール兄さまに戻ってくれる
そう信じて・・・
ずっと そう信じて・・・
【ロイ】
そうだったのですか・・・
【ギネヴィア】
・・・ですが 今の兄はもう
私の声がとどかないところにいます
ロイ様 お願いです
兄を・・・兄を 止めてください
これ以上 ベルンや 他の地方の人々を
苦しめるのを やめさせてください
【ロイ】
たとえ 剣にうったえることに
なっても ですか?
【ギネヴィア】
・・・ロイ様に全てをお任せしたときから
覚悟は決めています
【ロイ】
わかりました
必ず ゼフィール王を 止めてみせます!
姫にたくされた
『ファイアーエムブレム』に誓って!